数日後、大福の記念すべき退院の日および手術費用宣告の日を迎える。
元気よく鳴く大福を抱きしめて、首に巻かれたカラーをそのままにキャリーへ押し込める。
院長、先生、看護師さんに感謝してもしきれない。
受付から手術諸々の明細を受け取る。
前金すら支払いが出来るか怪しい額面を見て、この時ばかりは大福に舌打ちしたい気持ちになった。
しかし、ようやくこれで一緒に帰れる日がきた。
その日は一晩中片時も離れず、一緒にいた。
ちなみに、大福も雄なので男同士である。
男同士でベタベタと。
しかし、誰に何と言われようが自分は幸せだ。
猫語を話せずとも、大福が幸せであるということもわかる。
さて、大福には予後をがんばってもらうとするか。
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虹穂 (日曜日, 24 1月 2016 22:04)
読ましていただいて、涙がとまりませんでした。全く同じです。
大福ちゃんは、私が保護した夢二と同じ顔をしていて、同じ病気です。
今、ほぼ生後7ヶ月位、去勢手術に行って呼吸困難になり、先生の起点で麻酔の覚醒処置をしていただき命がつながりました。横隔膜ヘルニアと知らされ手術のリスクとこのままにしておくリスクどちらを考えても涙がとまりません。
大福ちゃんよかったですね。よく決心されましたね。
差し支えなければ病院教えていただけますか?
高西寺 智聖 (日曜日, 24 1月 2016 23:03)
夢二ちゃん、いいお名前ですね。
大福は横隔膜ヘルニアの手術後、時期を見て去勢手術をしましたが、
それでも心配で心配で仕方がありませんでした。
全身麻酔はかなりの負担がかかると聞きますので、先生の判断はもちろんですが、
夢二ちゃん自身も本当にがんばったと思います。
夢二ちゃんも、大福と同じ先天性の横隔膜ヘルニアと仮定して、
恐らく手術すべきかどうか、本当に悩まれると思います。
大福は手術した事が今の時点では良い方向に行きましたが、
それは結果論であって、どちらも正解は無く、逆にどちらも間違いではありません。
ですので、どちらの選択においても、どのような結果がでても、
正否を問うのではなく、受け入れる事が大事だと感じています。
後ほど、記載のメールアドレスに病院名と、担当医の名前も送りますね。